災害と自家用車: 北海道の冬特有の道路事情と電気自動車の課題
おはようございます。
今年は年始めから災害・事故と続いてしまい、色々と考えさせられています。
自然災害について
私が住んでいる北海道・札幌市についても、表題のような災害が起きた場合を考えるとライフラインの問題もありますが、自家用車での避難を想定すれば冬特有の道路事情や、昨今の電気自動車への代替の問題など、避難後の課題がもっと深刻ではないかと思います。
特に今考えているのが「電気自動車」の問題。
今回も避難した後は自家用車内での避難生活の話題があります。
寒冷地は当然寒さ対策の問題があります。いわゆる「電池切れ」を起こした自家用車での避難生活は成立するのか、津波対策で基本的に標高が高い場所に避難するはずです。
それほど大げさな寒暖差になるとは思いませんが、山中で「電池切れ」を起こした場合の対応はどうすればいいのか。
エンジン(内燃機関)であれば、燃料が手に入れば移動可能になるので、移動するという対応が可能になるのでしょうけど、電池はそう簡単に移動するまでの対処が難しいのではないかと思います。
一緒に乳幼児や高齢者がいればなおさらではないか。
今回被災した北陸地方より、積雪や冷え込み、凍結の可能性は高いです。
電池切れした自家用車が積雪で埋まって動けなくなった場合に、乳幼児や高齢者を安全な平地部まで避難誘導できるか、今のところ自分には自信がありません。
ましてや昨今の燃料高を考えると、以前より燃料を満タンにしている可能性も低いのではないでしょうか。ガソリンスタンドの店舗数も減少傾向だと思います。
不安です。
上記については、積雪深の月別平均値を気象庁から、EV普及率(可能なら都道府県別)の変化、道内のガソリンスタンドの店舗数の変化と分布などの統計データを調べてみたいと思います。
羽田空港の事故について
コロナ禍のなかで、3年ほど飛行機で移動して仕事していましたが、12月・1月は隔週で飛行機に乗っていました。そのほとんどはJALで、しかもA350のお世話になることも多かったです。
調べたら2年前も1月3日に東京に行っていました。
コロナ禍も落ち着いて、最近の羽田空港も相当混雑していると聞いています。
改めて、新千歳~羽田は乗客数も多く重要な路線だと感じましたし、A350も他の路線に先駆けて導入されていましたし、ヒトやモノの移動で地理的に考えると非常に重要な要素なのだと感じました。
また、改めて北海道は「島」だということも感じました。急遽北海道新幹線に変更して、本州に戻る方のニュースも扱われていましたが、道外に出るためには飛行機・JR.・船舶と手段は色々あっても「陸路」での移動は不可能というのは、結構な足かせになるのだと思いました。
北方の防備を考えた場合、北海道から避難するのはかなり困難な状況になるのだろうと改めて感じた次第です。
防災と交通。地理の授業では重要な要素になります。
しっかりと自分自身を「アップデート」しながら、勉強して考えていきたいと思います。
高地研 石狩大会の様子について
令和5年8月1日に4年ぶりの開催となった高地研 石狩大会ですが、今回は石狩湾新港の発電所と物流センターを巡検しました。
施設内の写真はアップしていない、または撮影不可だったので結局は、火力発電所の写真よりも周辺の風力発電所の写真ばかりになってしまいました。
電気代、高いですよね。
最近はガソリン等の燃料価格の話も…今は夏なので気にしていませんが、これから秋~冬にかけて寒冷地は本当に大変なことになりそうです。
ということを考える良い機会だったと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
海上風車の柱部分です。陸上で組立ててから洋上に運んでいます。
大きいですね。
もちろん勝手に近づいたり進入することはできません。
この船が独特で、最近チラホラとニュース等で扱われていますね。
これが柱部分です。見えませんが、シーメンス社製です。デカいです。
これが、羽の部分です。これも埠頭にたくさん置いてあるので近づけないですが、みることはできます。
石狩湾新港内に、このような風車がどんどん増えています。
【2023】数年ぶりのアップ~本日は4年ぶりの高教研 石狩大会です~
おはようございます。
本ブログ、忘れていたわけではありませんが、様々な情報発信媒体も増え、ブログという手段の発信に気持ちが向かわなかったのも正直なところでした。
ただ、表題にあるように、久々に「北海道高等学校地理教育研究会」が実施されます。
約4年ぶりです。
この4年という月日の持つ意味は非常に重たいと思います。
「地理総合」必修化
観点別評価導入
オンラインに関する様々な技術の導入
生活に関する様式の変化・社会情勢の激変
ここで語る必要もなく、評論する必要もないと思いますので、本日の「高地研」の大会運営に関わることができるという現状に、素直に感謝したいと思います。
さて、本大会は「石狩大会」ということで、生まれは札幌市、育ちは石狩市の私としては、本当に感慨深いものがあります。
もちろん、様々な方々のご協力があってこその今の自分です。
本大会を通じて、参加される先生方、企画運営に関わった先生方はもちろんですが、外部のご協力をいただけた方々に対する感謝の気持ちを大切にして、自分自身も学んでいけたらと思います。
大会終了後に、本大会で使用した資料等で公開できるものは公開したいと思います。
また、夏季休業中にここ数年の資料等で、公開できる素材があれば公開したいと思います。
今後もよろしくお願いいたします。
防災~雪害と地震について~(※12日に、授業で使用できなかった資料を追加しています)
※ 以下、時間切れで扱いきれなかった資料です。
「避難所運営」については、他にもたくさんあるのですが、今回は札幌市のマニュアルがネットで公開されているので、それが扱えたら・・・
多言語表記、宗教上の配慮、避難の日数によっては自治組織の構築など、計画は練られているのだというところも生徒に伝えたかったですね。
グラフについては、気象庁だけではなく札幌市も地味に数多く公表してくれています。同じ思考の流れでいけば、今年の夏は「酷暑」が予測されているので、そこでも数値を拾っておいて、さらに札幌市内の雪堆積場の変化(写真)を記録しておくと、年間通じて使える資料ができそうな気がしているので、ちょっと挑戦してみようと思っています。
高教研 地理部会 国土地理院のPPT資料について
抜粋ですが、以下のような資料がございます。
もし必要な方がいましたら、私にご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
031015 時事問題研究 授業実践まとめ
メーリングリストでお知らせしたデータ等について、リンクさせておきます。
なお、一定期間が過ぎましたらアクセス制限をかける予定です。
18歳の選挙権については、政党の扱いに偏りがないように配慮し、意思表示した生徒の意見をいつも以上にくみ取ってあげて、各政党の政策の議論を生徒が主体的に判断できるように配慮する工夫をしました。
定数や選挙制度の仕組みは、今まで再三様々な授業で触れてきているのですが、生徒自身が何を規準に選挙に参加すれば良いのか、どんな情報があるのか、具体的に示してあげることで「選挙に投票する経験をしてみたい」と思ってくれる手応えがありました。
最近の生徒は何事にも「意味があるか」を論理的に、明確に示してあげないと自発的に行動しない傾向が強いと思います。努力することの先に何があるのかが見えにくいことも一因だと思っています。ですので、投票することに「意味を持たせる」ことが大切な気がします。
地理的にいえば、人口ピラミッドを比較検討したり、地方公共団体の財政問題を考えたりという授業も今まで実施してきていたので、それらの問題に対する一つのアンサーを表示するのが「選挙」だという話をしたときに、数名の生徒の目の光り方が変わったのが分かりました。それで良い気がします。
色々ありましたが、良い卒業生、大人になりそうな気がしています。
各政党の政策等を取りまとめたプリントを作成して、この投票用紙に投票させました。
選挙なので「無記名」として投票させるなど、ちょっと本番っぽくしました。
030826 ケッペンちゃんについて
乾燥帯です。
今日、温帯と冷帯等を作成し明日の授業で配付します。