Geo info 2023

地理情報や実践の情報を共有化していけたらと思います。

令和3年2月10日(水)の国土地理院との連携授業について~具体的情報提供~参考書籍~

お世話になっております。

改めまして、2月10日(水)に実施しました標題の件につきまして、関係される方々には大変お世話になりました。皆さまのご協力があって内容のある取組みとすることができたと思います。本当にありがとうございました。直接ご挨拶が出来ない社会情勢ですので、大変失礼だと思いますがこの場を借りてお礼申し上げます。

何より、生徒の表情から普段の授業以上の充実感を感じ取ることができました。様々な活動が制約されるなか、生徒のこれからの学びにとって大きな経験をさせることができたと思います。

 

さて、今回の件に付随する様々な情報がございます。

授業の実施に関する具体的資料もすべて公開します。

1)今回の授業に臨むうえでの参考文献について

 「Zoom 一歩先のツボ77」(ソシム株式会社 定価1400円)

 「高校社会 「地理総合」の授業を創る」(明治図書 定価2000円)

 「月刊 高校教育増刊 もし「未来」という教科があったなら」(学事出版 定価950円)

 

 主に上記3冊を読み込んで当日に向けて構成しました。特に、自分で扱いきれない部分(例えばオンライン配信の機器についてなど、運営上のベースとなる環境整備等)は早いうちから周囲の先生方の協力を得ることが大切だと思います。

 また、教科の枠に縛られない連携の意識は大切だと思います。これは若い頃から私にある意識ですが、教科が…とか年齢が…とかICT環境が…とか、「理由付け」して結局実践しないのが現状を呼び込む大きな要素だと思います。出来ることは実践、自分で手に負えないことは素直に他の方々(教科等にしばられず、学校内で無理なら民間等のスピード感のあるツテを探るなど)に頼る。この意識は開かれた学校、教科の境目の低い教育課程等の構成を施行するときのベースになると思います(蛇足ですが)。

Zoom等については、事実上無料使用の時間制限が40分であり、授業等で扱うのであれば最低でも月額2000円+税が必要です。学校では監査の関係で全くこの手の支出は相手にされないと思います。これはたぶん、地方の学校の方がPTA等のお金から融通してもらえる可能性が高い感触です。若い年齢層の学校は有利ですね。

Zoomに関する今回の書籍は、今まで読んだZoomの書籍で一番具体的です。また、後半部分に授業等で扱う場合の配線等のモデルが提示されています。これが購入の決め手です。今は書店で前だしされているので探しやすいと思います。

「地理総合」の授業を創る この書籍は専門書の中では最新で、かつかなりキレる現場の先生方が中心で具体的な記載がされている、今一番おすすめの書籍です。

特に筑波付属坂戸高の今野先生、筑波付属高の中村先生、都立国分寺高の柴田先生、その他個人的に面識のある方々のお人柄も考えると、ただの共通テスト指導オタク(悪い言葉ですが)ではなく、本質的に「地理がすき」「地理総合必修化を想う」方々ですので、内容も熱さを感じるものです。この書籍を読み込んで、生徒に何を問いかけるかを今回の授業に臨む上で構成しました。

もし、未来という教科があったら ですが、何となく昨年末に買ってみてたまに少しずつ読むようなものだったのですが、授業という側面の積み重ねで最終的に何を成長させたいか、何をこれからの世代に問うべきなのかの総体を整理するのに役立ちました。

どうしても既存の型にはまる、またははめた方が楽ということに思考が固まりそうになるのですが、それだと間延びした授業になるので、柔らかくスピード感のある判断を好む人にはお勧めの本です。安いですし。

 

参考書籍だけでもこの長文なので、まずここであげてしまいます。

 

f:id:tooru0331:20210211072813p:plain

オンラインでの公開授業や地理総合を意識した授業構成の参考文献